天然素材をふんだんに使用することにより年中快適に暮らせます。日本は多湿の為、調湿機能をもつ自然素材を使用した木の家づくりが一番健康にいいと考えます。木材は温度の変化による湿度のコントロールを行い、同時に抗菌・殺菌作用があり、アトピー性皮膚炎の原因でもある、ダニや細菌の繁殖をおさえる働きがあります。いかに湿度をコントロールできるかが重要で、快適性だけを追求した高気密・高断熱では空調の力を借りないと適した温度・湿度を均一に保てません。結果、電気代等の負担も多くなります。そして、心配なのが湿気です。気密が高いと言うことは外部の熱と空気を遮断し湿気がこもり空気も汚れます。湿気をそのまま放置すると、水滴にゴミやホコリがつき、カビやダニが発生しやすくなり、アレルギーやアトピーなど、健康被害が発生する危険性も高まります。健康住宅の基本は、いかに通気性をよくするかが重要になります。気密を高めると空気も汚れやすくなり健康に決していいとは言えません。
木は温度、湿度を調整する機能があることはお話いたしましたが、内装材にも木材をふんだんに使用することが、健康に一番なのです。内装材に無垢材を使用することで、より健康な住いとなります。合板などはできるだけ使用を避けたいところです。最近では無害なクロスや化粧合板もありますが、天然素材には勝てません。調湿機能をもつ無垢材や珪藻土をふんだんに使用した家づくりこそが人に優しい健康住宅です。
従来は石油ストーブから排出される窒素酸化物や、ダニ・カビなどのアレルゲンによるものが中心となっていましたが、近年、住宅の高気密化や化学物質を含む建材・内装等の使用による室内空気汚染により、『頭やのどの痛み』、『目がツーンとする』、『呼吸器疾患』、『吐き気』などの症状があらわれてきます。この症状のことをシックハウス症候群、化学物質過敏症などと呼んでいます。この症状の原因は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、防蟻剤、ベンゼンなどですが、インテリア用品などの家具などからも発生しており、やはり、通気性を高めることが健康住宅の基本となります。川渕工務店が、気密を高めたくないことやシックハウスの原因となる有害物質を含まない無垢材や天然素材にこだわる理由がここにあります。
川渕工務店では主に健康塗料を使用しております。木の風合いを活かしながらナチュラルに仕上げ、木の保護も自然塗料で行っております。ホルムアルデヒドなどの有害物質を原料とする樹脂、及び規制化学物質を一切配合していない自然塗料を使用することを基本としています。